そして文献の中に初めて「するめ」の名前が登場するのは、京都が都として華やかなりし907年〜927年頃の平安時代に逆のぼります。 当時、藤原時平・忠平兄弟により「延喜式」という法典全集50巻(今でいう六法全書の様なもの)が編集されたのですが、その中にいか加工品としての「するめ」の名前が出てくるそうです。 それによると、「するめ」は他の農海産物と共に朝廷への献上品として、はたまた祭儀の神様への御供物として用いられていた様でございます。
これは想像の域を出ませんが、諸国より朝廷に献上され、宮中での儀式・行事に使用されたあとは、殿上人達の酒宴のサカナとして、絶妙のおつまみになったのではないでしょうか。
「するめ」片手に月夜の下で一杯なんて 粋なもんですね。
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